アメリカ東海岸へ

2007/07/18
アーリントン国立墓地ケネディー大統領のお墓の前 オハイオ州の首都コロンバスに住む姑あらんだまばーちゃんの妹は、宮城県出身のひとと大阪で知り合い結婚、まだ幼かった息子3人つれて、アメリカに渡った。当時は英語もしゃべれず、自動車免許もなく、子供の手をひいて、遠くのスーパーまで買い物に行ったという。
どんな苦労を重ねて、敷地の端が見えないような大きな工場を持つまで至ったかは想像もつかないが、遊びに行った家の中で迷子になったというのは、後にも先にもあそこの家だけだ。
ツアーで行ったのではないので、スケジュールはお任せ。まあそのへんを見学するんだろうぐらいしか思っていなかった。そしたら、ワシントンDCとニューヨークとカナダ・ナイアガラまで連れて行ってあげるという!
朝6時前に、おじ、おば、ばーちゃん、めいふたりと私の6人で車に乗り込み出発。高速道路に乗ってすいすい東へ。途中で「運転してみる?」といわれたが、曲がるとき反対車線に入ったらたいへんなので、お断りした。
昼にワシントンDC着。ケネディー大統領の眠るアーリントン国立墓地から始まり、リンカーン記念堂、ホワイトハウス、国会議事堂、スミソニアン博物館と、自分がここにいるのが夢のようだった。
そのころケヴィン・コスナーに嵌まっていたので、とうもろこし畑を通り過ぎれば、アイオワではないのに「フィールド・オブ・ドリームス」を思ったり、アーリントン墓地では「JFK」を思ったり、どこかで出くわすかと思ったり・・・。
ばーちゃんが耳元でささやいた。「アメリカって映画に出てくるような美男美女ばかりかと思っていたら、違うんだねえ。何を食べたらこうなるのっていうくらい、ふくらんだ人いっぱいいるよねえ」
そうおっしゃるばーちゃんも決してほっそりじゃありませんが、私たちの目の前を、ばーちゃんを2.5倍にしたぐらいのおねーさんが、同じ大きさのおにーさんとお手手つないで歩いてきて、ピックアップに乗り込むところだった。ふたりが乗ったとたん、どんと車が沈んだ・・・。
また今日もニューヨークまで行き着かなかった・・・。