おばーちゃんたちのやる気を育てる

2009/04/13
また、おばーちゃんたちの話かと思われますが、今度は本で読んだ話。
自分のおつむのたくわえを、ふりしぼって過ごしているような毎日が続いていたので、少し補給をせんと、と週末がががががと、5冊ほど読了しました。
その中の一冊が『そうだ、葉っぱを売ろう!過疎の町、どん底からの再生』横石知二著(SoftBank Creative)
我が家の地区は、まだ過疎ではないけど、畑や田んぼや山を扱う人たちが、どんどん高齢化していき、若い者は勤めにでるので、まさしく、この本の舞台となっている徳島県上勝町とベースは同じ。
市役所はどんげかせんといかんと、男女参画なんとか、とかいろいろ提案をしているけど、実際住んでいる人たちには、まだなにも”届いて”いません。
この本を読んで気がついたのは、著者である地元農協の営農指導員だった横石さんに、強烈なリーダーシップがあったってこと。わが身も省みず、家庭は奥さんまかせ、給料は全部仕事に費やし・・・ともかく、この町のために死に物狂いで働く姿に、おばーちゃんたちのやる気が育った。
ただ必死だけではなく、地域的な欠点を長所として売り込んだり、前例にとらわれたりせず、目的を明確にして、モチベーションがあがりやすくしている。
そして、それを遂行していくことで、びっくりするような変化がおばーちゃんたちにあらわれる。
だから総合的に、売上高2億6千万円!という結果がでたのだということです。
これ、うちの地域には、ない。
そこまで腹くくってやるリーダーが、ぜ~んぜんいない。
のほほんとした宮崎県体質だからか、まだそこまで切迫した危機感がないからか・・・
地域のことは市長におまかせすることにして、私は「ほれほれっ!」とうちのスタッフのやる気を、びしばし育てることにいたしましょう。