施餓会(せがけ)

2011/07/11
施餓会のいただきもの.jpgお盆には、床の間に提灯を飾り、馬にしたてたなすやキュウリを祀るのが、実家でのならわし。
涼しげな墨の衣を着たお坊さんが来られ、お経をあげ、母や祖母が用意した麦茶とすいかを召し上がって、帰って行かれた。
宮崎に来て、「せがけ」を知った。
いろいろ風習が違うことに、とまどうことが多くて・・・
お寺さんに、7月の決められた日の早朝尋ね、互助会費をおさめ、あんぱんを3つほどもらって、本堂裏手の位牌堂を参る。
単に”あんぱんが貰える日”と記憶していたが、
あちらの世から戻ってくるご先祖様のほか、無縁仏や成仏できない霊をなぐさめるためにある日、なんだそうだ。
今年は、あんぱんではなく、菓子パン5つの、ありがたいお札付きだった。
飢えで亡くなった人の霊もあるだろうに、あんぱんなんかもらっていいのか、とも思うが、持って帰って、うちの仏壇にお供えすれば、ご先祖様といっしょに召し上がるでしょう。