私は元気よ

2007/06/10

映画にもなった『マディソン郡の橋』、主人公ロバート・キンケイドはクリント・イーストウッドより、知性と穏やかな野性を兼ね備えたサム・シェパードをイメージしていたので、ちょっぴりがっかりした。
映画のクライマックスは、(私が思うに)大雨のなか、去っていく彼にすがりたいフランチェスカの心うち。演じるメリル・ストリープのうまさが光る。
本で私の気に入っているくだりは、花柄のワンピースを着て彼の前に現れるシーンでもなく、橋にピンでメッセージを貼り付けるシーンでもなく、カメラマンである彼が、ナショナルジオグラフィックに掲載される写真で、自分の存在をさりげなく知らせているところだ。
「今、僕は、ここにいて、こんなもの見て、仕事している。元気だよ」と。
ふたりは2度と会うことはなかったが、そうやって、自然の営みを広く世間に伝える雑誌の中で、自分の変わることのない思いを伝えていた。
このブログは、遠く離れた友だちや、なかなか会えない仲間たち、もしかすると、もう会えないかもしれない人たちに、「私は元気よ。宮崎でがんばってやってるよ」と伝えているの・・・。