プロフィール

田村洋子 生前整理@みやざき 代表田村洋子

私が30歳半ば、シングルマザーの義姉がくも膜下出血で倒れ、わずか10日後、45歳で亡くなりました。

体調がよほど悪かったのでしょう。ただでさえ片づけのへたな彼女のアパートは、服が冬物夏物混在で山のように積まれ、洗濯したかどうかわからない衣類が散乱し、子供のおもちゃや本も加わり、畳が見えません。流しの洗い桶には、数日分の洗っていない食器で溢れかえっていました。異臭のする部屋で、夫と茫然と立ちつくしました。

夫と義姉の仲はとてもよかったのですが、お金や保険のこと、子供はどうするのか、連絡するお友達は誰か、何も話しておらず、ほんとうに途方にくれました。人生何があるかわかりません。少しでも話していてくれたら、書き残していてくれたら、どんなに助かったことでしょう。

それから4半世紀たって「生前整理」と出会い学んだとき、これこそ残される大切な人にとって一番の愛情と確信したのは、あのときの忘れられない体験があるからです。

また、私は平成元年から夫と設計会社をやっております。最近経営者仲間が交通事故で亡くなり、社員さんは解雇、会社は解散するしかありませんでした。宮崎県は後継者がおらず、自主廃業になる会社も多くあります。経営者の場合、残される大切な人への愛情は、家族にとどまらず、社員さんやお客様と会社に関わる全てにわたります。長年会社経営をしてきた経験から、家を単位とした生前整理をさらに進展させ、後継継承、財務、経営者保険、社史、社員教育など、経営者としての生前整理にステージを広げていこうと思っております。