ムラサキシキブ

2007/11/09

ムラサキシキブ この花、カタカナでムラサキシキブと書く。
コスモスの時期に、玄関の脇に咲く。
名前は優雅だが、花の中心から出ているメシベかオシベは、エイリアンの舌のようで無粋。
漢字で書く紫式部は、ご存知「源氏物語」の作者。
高校時代、国語科の担任が「源氏物語」の大家だったので、放課後、補講で講義していただいたことがある。
源氏物語の原文は難しい。”誰が”という部分を抜かすことで、畏れ多さを出す、日本語特有の敬語の真骨頂があるからだ。
8年がかりで54帖英訳したロイヤル・タイラーさんが、「原文より英訳の方がわかるかも」と大学生から話しかけられたそうだが、それは理解できる。
光源氏にのめりこみ、円地文子や田辺聖子、船橋聖一を読みふけっていたある日、この色恋沙汰は、ただのフィクションじゃないか”と頭をよぎった。
そのとたん、光る君は色あせた。国文科への道は消えた・・・。